全国大会編Final VOL.2 感想



 OPは皆川さん。「一人ではここまで来られなかった」という仲間への思いをつづった歌は、リョーマというよりも、すべてのテニプリキャラたちの思いの代弁なんだろうなあ。
 「先輩たちのおかげでここまで来れました」とは言わないけど、何かあったら必ず発破かけにくるのリョーマですよね。


3話「真昼に星は見えるか!?」

■ミイラ乾の悪夢
 初っ端はあの「悪夢」から。気合の入ったデビル赤也に爆笑するほかありません。
乾「不二・・・っ!・・・ハァ、ハァ、夢・・・か」
 ミイラ乾が登場。海堂との会話の間も息詰まるような緊張感。なぜか邦画ホラーっぽい雰囲気が漂っています。

■天才VSペテン師
 さて、ファンの欲目を抜いても「美しい」としか言えない不二先輩が来ました。OVAは本当に絵が綺麗。序盤の劣勢にも「まあ、いいさ」の幸村がこええええ!

■イリュージョン
不二「ま、まさか・・・」
 不二は手塚のオーラを嗅ぎ分けられるようです。青学陣もここで一斉に手塚を見るのに、本人は昔コメンタリーでもネタにされたスルースキルを如何なく発揮。期待を裏切らない手塚ぶりです。
 仁王君はそのままの外見で、眼鏡を直すそぶりまで。細かい仕草までそっくり。
菊丸「技単体を真似することはあっても、本人になりきるってことは今までなかったよね!?」
 それはつまりあれか、技だけではなく見た目雰囲気その他も手塚そのものになったほうが、より不二の動揺を誘うということか。(手塚に対して動揺しているのではなくこのトンデモ展開に動揺しているという当然の解釈は塚不二フィルターでシャットアウトします)
 手塚のプレイを完全にコピーした仁王に、苦戦する不二。

■氷帝の反応
岳人「そんじょそこらの物真似テニスとは訳が違うぜ、本物に匹敵する実力がなきゃ無理だ」
跡部「本物か偽者かはどうでもいい。それより、不二に手塚とは・・・なるほど、考えたな」
忍足「青学の双璧とも言える二人をあてるなんて」
 今回、氷帝の皆さん解説役として大活躍です。

■二人の昔話
 アニプリ最終回間際のエピソード、ランキング戦で不二が負けた、という部分は活かしつつ、一年生のときの因縁は皆まだ知らないという設定の模様。
 なので大石がもう一度、「昔、一度だけ試合したらしい・・・」と語ってくれました。
 でも、あの・・・隣に本人がいるんだから、直接聞けばいいじゃないか!(笑)そんな腫れ物に触るようにこそこそ噂しなくても!しかし6−0で負けてる、ということだけ聞いていればたしかに手塚には尋ね辛いですね。

岳人「集中しているようで、どこか心ここにあらず・・・そんな感じだぜ」
 身内より、赤の他人のほうがよく分かることもある、という好例。

■不二の成長物語
 アニプリでは最終回間際で不二は手塚と試合をして負けているので、これはリベンジの再試合ということになります。
 天才と呼ばれるほどの技量を持っていながら、不二はテニスに情熱を持てなくなった自分のことをかつて手塚に告白していました。勝敗に執着できず、闘争心が薄く、チームにとって障害となるなら「レギュラーから外してくれ」と自ら宣言するほど。
 もし一年生のときの手塚との試合が不完全燃焼に終わらなかったら、リョーマのように不二も燃え立たせられたのかもしれませんが・・・二人はライバルとはならなかった。
 不二は手塚の二番手に甘んじ、手塚を「勝敗に執着できない」自分と同類だと考えていた。約束したはずの再戦すら無意識に避けていた。

 でも今の不二は、手塚と闘いたいと思ってる。より強くなりたいと思っている。
 不二が熱い。くわっと目を見開くシーンがカッコいい。

幸村「天才と呼ばれる不二でさえ、どうしても乗り越えることの出来ない壁。進化し続ける不二を止める者がいるとすれば、それは手塚しかいない」
原作では少なかった台詞が補われ。立海はしっかり不二の対策を練ってきたことが分かるなあ。
跡部「つまり、不二がここで手塚を超えることができなければ、青学の優勝はありえない」

■不二・・・恐ろしい子
 クローズドアイで才気煥発が破れる理屈がいまだによく分からないんですが・・・いやそんなことはまあいい。それよりすごい台詞が出ました。

「イリュージョンは所詮イリュージョンでしかない・・・もっとも、そのおかげで昔の思い出に浸ることが出来た。そして改めてテニスに対して純粋な気持ちになれたよ」
この台詞!仲間を侮辱されると容赦しない、というだけなら主人公サイドとして当然の反応なんですが、この言い方が不二らしいなあ。

「これだけは言える。君は手塚の足元にも及ばない」
かっこいいな不二!

■再び、氷帝の反応
 氷帝の認識:「不二が劣勢だったのは、仁王によって追い詰められていたのではなく、他のことをポワンポワン考えていたから」・・・え、そ、そうだっけ!? 「考え事してただけ」って、それは仁王君に対してあんまりだよ!(笑)
「逆にまんまと乗せられていたというわけだ」
「やはり向こうが一枚上手か」
 もうやめて!仁王君のライフはもうゼロよ!・・・すみません、この氷帝の反応に驚かざるをえなかった。思えば彼らが不二と対戦したのはジローが最初で最後だったので、「不二=試合中に遊ぶ奴」という認識がデフォになっているのかもしれません。

■いくよ、第6のカウンター!
 どんな有り得ない状況でも、不二なら何かやってくれる、という期待がある青学ベンチ。ペテン師も天才も実際は同じようなものなのかもしれません。

 大石たちが不二に期待を送る姿がとても無邪気で、堀尾たち三人組がリョーマを応援する姿に重なりました。不二は仲間からヒーローのように思われてたのかな。 乾ですら底を読めないのが不二のキャラクターなので、悩みや葛藤も表に出さなかったんだろうな。スミレちゃんはひょっとしたら気付いていたかもしれないけど。
 手塚だけが不二の闇に気付いて問いかけて、不二もまた、自分を投影してる手塚には唯一本音を打ち明けたのか。
 「勝敗に執着できない」→「勝ちたい」という不二の内面の大変化も、仲間は誰も知らないのか。切ないが、潔いまでのカッコつけぶりが不二らしいといえばらしい。

「いくよ、第6のカウンター!」
キラキラッ☆
 ちょっと待て。えええー!?星花火それだけ!?あっさり過ぎるよ!乾の夢のメテオドライブのほうがよほどインパクトあったよー!
「昼間なのに、星が・・・」
別に本当に星見えなくていいからー!(笑)

「ええーい、負けた負けた!じゃがのう、次こそおまんらの度胆をぬいちゃるけえ」
仁王はコピーだろうとなんだろうと、「相手を驚かせるテニス」が信条らしい。チームのために駒となっていたわけではなく、本人はこれでいいようです。仁王君にフォロー入って良かったな。


■毎日会ってたのに、3年ぶり
「この大会が終わったら、改めてボクと勝負してくれるかい」
「望むところだ」
不二にとってはこれが最終決戦でした。彼の成長物語の集大成がここに。

 ひとり皆とは違う方向を向いていた不二が、大会の中で自分を見つめなおし、強くなった。その心の成長に感動しました。隣に立ちながら、ずっと正面から向き合わなかった手塚とも、最後は同じ目標に向かって進んだんだな。
 手塚も不二の成長をしっかり感じ取っているのが嬉しい。1年生のときの対戦は不完全燃焼でしたが、あの日怪我をおして闘った1年手塚の一生懸命さは、2年後に不二の心を打った。

 ライバルとして並び立つのはこれから。
 しっかりと手を組む二人を目にし、瞳を揺らすリョーマ。ついに主人公に明らかに変化が・・・というところで、物語としていい感じにまとまってきました。


次回予告:「ねずみ花beat」が当然のごとくネタ扱いされている件。





4話「心を一つに」

■黄金ペアの登場
 黄金ペアは安心して見られますね。この安定感たら他にない。
 英二がラケットをくるっと回すのが懐かしくて嬉しかったな。さすがアニプリ、分かってる!
「最後のダブルスだ!」という大石の言葉も、明るく前向きな感じです。別にこれで解散するのではなく、最終決戦だから、という意味なのかな。だったらいいな。黄金にはいつまでもペア組んでいてほしいぜ。
「・・・今まで、サンキュー」の英二も、原作のように涙ぐんではいませんでした。が、良く見ると瞳が揺れていました。

「行くぞ英二!」
「おおっ!」
・・・なぜだろう、こんな普通の掛け合いがすごく愛しい。
 思えばいろいろあったもんな。数々の感動をありがとう、黄金ペア。

■思いは言葉でなく、テニスで語れ
 黄金ペアに「どうしてですか」と内心で語りかける桃が切ない。
「いくら先輩達が頑張っても、このまま越前の記憶が戻らなければ」
 そうだよ桃!お前には応援する以外にもやることがある!桃にしか出来ないことが!黄金ペアのいい先輩ぶりに泣けます。
「必ず間に合わせてみせます。だから・・・!」
「任せろって!」
「頼むぞ、桃」
心で会話してます。氷帝初戦の「3人でダブルス」以来、久々に黄金+桃の構図に萌えました。黄金に託される桃城!

■出来るのは・・・
「俺たちに出来るのはテニスだけだ!」
 テニプリすべてのキャラにあてはまることですが、この不器用さが好きだ。この一生懸命さ。それでこそ青春学園。
 真剣なシーンですが、桃のサーブにびびりまくるリョーマが可愛すぎる。でもそろそろ王子様が懐かしくなってきたぜ。
そしたら「桃先輩って言ってくれよ!!」
小野坂さんの演技が光る光る!桃城の声優さんがこの方で本当に良かったー!!(涙)

「ボクに、テニスを教えて下さい」
「俺にもテニス、教えてくんない?」あの名台詞と重なるリョーマの言葉。

■軽井沢で何が
 石と木でテニスしてみろという南次郎パパの特訓は当初意味不明でしたが、原作のその後の展開に照らし合わせれば理解できます。視覚、聴覚、すべてを失っても、ようはゼロになってもテニスを楽しいと思えるかどうか。テニスをするにはラケット、ボール、体すら不要。本質はそこではない。ただテニスをしたいという気持ちが天衣無縫の扉を開く。
 ・・・・うん、禅問答みたいだ。
 リョーマの頭に手塚の影がよぎります。手塚がこの特訓にどんな反応を示すか興味あるところです。

 石をボールのようにぶつけてイノシシを倒す親父はなんかもう仙人です。

 桃のダンクスマッシュによって、脳裏によぎる桃先輩との記憶。入部する前の初対面、シングルス二人のダブルス、二人乗り自転車。泣かすなアニプリ・・・!
 リョーマの元にライバルが集まるくだりは、分かっていてもやっぱり感動します。

 あと1ゲームまで追い詰められる黄金ペア。「シンクロは出ないのか?」という挑発に、「とっくにしてるんだよね、もう一つのシンクロ」と返す黄金ペア。
「な、なんだと!」「ハッタリこいたところで」とブン太&ジャッカルは超動揺。
 そりゃそうです、あのシンクロが更に進化するなんて言われたら、ジャッカルじゃなくても「頼むからハッタリであってくれ」と思わざるをえないでしょう。
 ですがもちろん、「もう一つのシンクロ」の意味は・・・

 最後のシンクロは、良く分からない方向にパワーアップしました。二人の絆の最終進化はキラキラピンクの背景でした。結婚式か。


■燃えシーン
「行くのかい」
「幸村よ・・・真っ向勝負で小生意気なルーキーを倒せ。それが立海のやり方だ」
 ここは大好きなシーンです。目で追う手塚にも、「俺様も付き合うぜ」という跡部と並んで歩くカットにもつくづく燃えた。
 真田と跡部はやはり他校キャラの二大巨頭。青学のライバルとして年季が違う。
 彼らは敵同士で友人でもなく、大会で会う以外はきっと相手のことも何も知らないけど、仲間よりも深くお互いのことを理解している。もう燃えざるをえない。

■黄金ペア、ありがとう
 流れる黄金メモリアル。この二人にも本当にいろんなドラマがあった。青学の必勝オーダーの一枠、全国区のダブルスペアでありながら、ペア解消、負傷とさまざまな試練が降りかかりました。
 でもその中でさらにお互いへの信頼を深めてきたペア。涙も悔しさも乗り越えて、二人でこの舞台までこれて本当に良かったね、ゴールデンペア!
 最初で泣かなかったと思ったらここで泣いた!
「やったな、英二!」
「やったね、大石!」
二人の笑顔全開の泣き笑いに、こちらもホロリとさせられました。ありがとう!

■王子様の帰還
桜乃ちゃんが、ヒロインらしく・・・!
「何言ってんの、竜崎」のリョーマの声がすごく優しい。リョ桜にモエモエ。
「あそこに、倒さなきゃならない奴がいてね」

次回予告:ついに最終決戦です!


おまけ
 ブックレットにはおなじみの声優さんたちのコメントが載ってます。
 いつものことながら、愛に溢れています。「思い入れが強すぎて」なんて言われたらこっちが照れちゃいます。テニプリを彩ってくれる声優さんたちにも心からありがとう!








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